2016-12-07 第192回国会 衆議院 法務委員会 第14号
しかし、これは戦後の考え方でありますが、ヨーロッパの、とりわけキリスト教のサクラメンタルチャーチの考え方でいきますと、教会婚、教会で婚姻を挙げた場合には、ローマンカソリックの世界では、この世に生を受けてから、最後、終油に至るまでの七つの神様の秘跡がある、その七つの秘跡のうちの一つが婚姻だと。
しかし、これは戦後の考え方でありますが、ヨーロッパの、とりわけキリスト教のサクラメンタルチャーチの考え方でいきますと、教会婚、教会で婚姻を挙げた場合には、ローマンカソリックの世界では、この世に生を受けてから、最後、終油に至るまでの七つの神様の秘跡がある、その七つの秘跡のうちの一つが婚姻だと。
誕生から始まり、死亡時の終油に至る人生のさまざまな過程には、神からの選ばれた恩寵があり、七大の秘跡があるというのがローマンカソリックの基本的なテーマであります。 近代国家以前の中世までは、婚姻は教会で誓い、婚姻届は教会が婚姻簿に記載していたわけであります。
田川参考人は、神父として、永井君のこめかみの傷口がいまだにいえずして、出血するのをふきつつ終油の式を行つたと言つております。これは、カトリツク教では臨終の際に行うものであります。このとき永井君は、聖書のキリスト受難のところの朗誦を求めたということでありまして、当時の永井君の覚悟のほども、うかがわれるのであります。 しかるに永井君は、ふしぎにも元気をとりもどし、十一月ごろから起きて働き出しました。
○鍛冶委員長 それであなたの先ほどの終油の式をしたのは、あの原子爆彈のために負傷されてから、大分たつてですか、すぐですか。
○鍛冶委員長 それで何か終油の式というものまでしたということですが。
○田川参考人 終油の祕蹟というものを私授けたのであります。
○鍛冶委員長 何かこれは宗教の式であろうが、田川さんによつて終油の式とかいうものがあげられたという話ですが、お聞きになつておりますか。
○鍛冶委員長 今言う終油の式をあげて、田川さんがまだそのころ出血しておつたというのですが、その出血するのをふいて、博士の額に臨終の終油を塗られた、こういうお話ですが、お聞きになつておりませんか。